源氏物語 あさきゆめみし大事典あさきゆめみし用語:あ行, あさきゆめみし文庫版第1巻, 登場人物 > 大宮

大宮

頭の中将・葵の上の母。左大臣の北の方。

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桐壺帝の妹君でもあった大宮。つまり、光源氏にとっては叔母であり、葵の上の母親ということで、義母でもある。

光源氏が葵の上とそりが合わず、その兄である頭の中将と仲が良く、「かんじんの娘のところでなく、 息子のところへばかりまいられるとは・・・」と心配ばかりしていた。そして、葵の上が急逝すると嘆き悲しみ、病床についてしまった。しかし、 光源氏が夕霧の世話をお願いされ、ようやく笑顔を取り戻し、夕霧の為にも元気にならねばと決意した。

時は経ち、息子である頭の中将が離婚した為、大宮は雲居の雁を亡き葵の上の代わりにと預かる事になった。 その頃にはすでに尼姿となっていたが、夕霧と雲居の雁が幸せになることを希望し、2人の成長を生きがいとしていた。 楽しみにしていた夕霧の元服式だったが、六位だと知り、がっかり。光源氏が語る教育方針に、夕霧にとっては酷なことではないかと心配する。 そして、元服した夕霧は六条邸の東の院に住み、月に3度大宮のもとに訪問することになった。

大宮は、いつの間にか芽生えていた夕霧と雲居の雁の幼い恋心に気付かず、頭の中将(その頃には内大臣)に叱責され、 雲居の雁は頭の中将のもとに引き取られてしまう。「夕霧ほど美しくかしこい子は内大臣の子のなかにもいないのに・・・」と思いながらも、 幼い2人の仲をどうすることも出来なかった。

その後、病気で臥せって夕霧の看病を受けていたが、玉鬘の件で光源氏から話を聞き、頭の中将を呼び寄せ、 仲違いしていた2人が昔のように打ち解けるのを見て、亡き葵の上を思い涙する。

近江の君が尚侍になりたいと頑張っている頃、雲居の雁のことを夕霧に頼み、大宮は3月20日に亡くなる。

夕霧と雲居の雁の結ばれる姿を見れなかった大宮でしたが、彼女の法要の時、意地を張っていた頭の中将は、夕霧に歩み寄ることを決意し、 晴れて雲居の雁と結ばれた夕霧は、大宮のいた三条の屋敷を昔のように手入れし、そこに雲居の雁と住むことにしました。 ずっと2人を心配していた、空の上にいる大宮も、きっと喜んでいたでしょうね。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の二〜二十九》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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