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くちなし(梔子)

六条の御息所が光源氏を想い、夕顔のもとへ生霊となってさまよい出る時に、六条の庭にむせかえるほどかぐわしく咲いていた花。

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くちなし(梔子)は常緑低木で、6〜7月の梅雨の真っ只中に、白い花を咲かせる。花は誘うような独特な甘い香りがする。
晩秋に楕円形の赤黄色の実をつけます。その実は煮出して、黄色の染色に使われた。
実が熟しても、口を開かないところから「くちなし」という名が付けられたと言われている。

光源氏が夕顔を連れて、寂れた屋敷で夜を過ごしているところ、光源氏を恋焦がれた六条の御息所の魂が訪れる。 くちなしの香りと共に現れ、刀を向けられて姿を消した後にも、強いくちなしの花の香りだけは残っていた。

原作の紫式部の「源氏物語」では、その場面で「くちなしの花」が出てきたということはありませんが、 夕顔を人目を避けて供養したことから見れられるように、あまり世間に知られたくない恋の出来事だった時に、「口無し」 とかけられた名前の花が出てくるというのが、「源氏物語 あさきゆめみし」の非常にすばらしく、面白いところです。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の三》

ちなみに、黄色の染色によく使われたくちなし。
《源氏物語 あさきゆめみし 其の二十五》では光源氏が、入道になった空蝉の君に似合う衣として、表着(うわぎ)にくちなし色(黄色) を選んでいます。

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最終更新日⇒2011年08月25日
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