源氏物語 あさきゆめみし大事典あさきゆめみし用語:か行, あさきゆめみし文庫版第1巻, 登場人物 > 桐壺帝

桐壺帝

光源氏・朱雀帝の父親。桐壺の更衣を寵愛した。

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右大臣家の娘の弘徽殿(こきでん)の女御を后とし、彼女との間に春宮(とうぐう)が産まれたが、後から入内した更衣(桐壺の更衣) と出会い、恋に落ちた。
嫌がらせを数々受ける更衣を守るため、人々の苦言を無視し、桐壺に移し、よりいっそう寵愛する。そして、彼女との間に生まれた御子(みこ) が光源氏である。

桐壺帝は、美しい若宮を春宮以上に溺愛するのだが、それがかえって弘徽殿の女御の不安を募らせ、 より桐壺の更衣へのいじめに拍車がかかってしまう。そして、桐壺の更衣は病がちになり、とうとう亡くなってしまった。

愛する桐壺の更衣を失ってしまった桐壺帝は、悲しみにくれ、人生も終わってしまったような絶望に陥る。そして、 後ろ盾を失った光源氏に、のびやかに生きられるようにと親王ではなく、臣下である「源」の姓を与えた。暗く沈んでいた桐壺帝であったが、 桐壺の更衣似の先帝の四の宮の姫君(藤壺の女御)が入内すると、彼女に桐壺の更衣の面影を重ね、愛するようになり、 再び御殿には春のような穏やかな日々がよみがえった。

そして、藤壺の宮は無事出産し、若宮が誕生した。彼女は中宮に、若宮は春宮になった。やがて、桐壺帝は譲位し、さらに時は移り、 ついに死の間際を迎えることになる。朱雀帝に世の中のことを託し、光源氏に春宮の後見を頼み、愛しい桐壺の女御のもとへ旅立った。

身分や立場にこだわらず、永遠に桐壺の女御を愛し続けた桐壺帝。この自分の想いに忠実で、情熱的なところはしっかりと、 息子である光源氏が引き継いでいます。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の一〜十一》

春宮の父親は自分ではなく、光源氏だということを気づいていたのだろうか。それでも須磨で嵐に遭い、 心身ともに疲れ果てている光源氏のもとに天より駆けつけ、彼を導き、遺言を守らなかった朱雀帝の枕元に立ち、無言で戒めた。

桐壺帝は、死してもなお、生前と変わらず、愛する人の息子のよき父親でありました。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の十四》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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