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つれなさは 憂き(うき)世の常に・・・

つれなさは 憂き世の常に なりゆくを 忘れぬ人や 人にことなる

夕霧の結婚話があるという噂を、雲居の雁が内大臣から聞いた頃、夕霧から彼女に届いた歌。

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つれなさは 憂き世の常に なりゆくを 忘れぬ人や 人にことなる

つれなさは 憂き(うき)世の常に なりゆくを
  忘れぬ人や 人にことなる

一人身で、なかなか結婚しない夕霧の身を案じて、とうとう光源氏も結婚について忠告をし出しました。そして、 夕霧に中務(なかつかさ)の宮や右大臣から、夕霧を婿に欲しいという話があるということも伝えました。それでも、 夕霧は雲居の雁を忘れることができません。

その頃、雲居の雁のところでも、噂を聞いた内大臣が娘の彼女のもとに駆けつけ、その噂を知らせました。 悲しみで涙する雲居の雁のもとに届いた文に書かれていた歌がこの歌でした。
この歌だけを見ると、夕霧の雲居の雁への一途な恋の歌に見えますが、結婚話があったことを聞いた雲居の雁には、 その噂の縁組のことを少しも知らせないで隠しているかのように見えてしまいました。「うそつき・・・!」と悲しみと怒りで、 雲居の雁は文を破いてしまいました。

愛し合っているはずなのに、お互いの気持ちがすれ違う2人に、読んでいるこちらは「どうなるの?これからこの2人は! ?」と目が放せません。

限りとて 忘れがたきを 忘るるも こや世になびく 心なるらん

雲居の雁の返歌

限りとて 忘れがたきを 忘るるも
  こや世になびく 心なるらん

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の二十九》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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