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なつかしき 色ともなしに・・・

なつかしき 色ともなしに なににこの 末摘花を 袖にふりけむ

常陸(ひたち)の宮の姫(末摘花)が送ってきた正月用の衣装を、光源氏が受け取り、命婦の前で詠んだ歌。

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なつかしき 色ともなしに なににこの 末摘花を 袖にふりけむ

なつかしき 色ともなしに なににこの
  末摘花(すえつむはな)を 袖にふりけむ

親しみのある色でもないのに、なぜこの末摘花に袖を触れてしまったのだろうか。
この赤い鼻の姫となぜ契りを交わしてしまったのか、という意味。
末摘花とは紅花(べにばな)のことで、彼女の赤い鼻と花をかけている。

正月用の衣装は北の方が送る物と決まっているのに、その北の方気取りで、真っ赤な衣装を送ってきた末摘花に対し、 からかい半分詠うところが笑えます。

余談ですが、大和和紀先生の『はいからさんが通る』で、少尉が紅緒に紅花と共にこの歌を送っています。
少尉の思いとは違う意味に捉えて、紅緒は怒り狂っていましたが・・・。
この歌を花束と一緒に贈られても、末摘花が思い出されて、からかわれているようで嬉しくないかも。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の五》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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