袴着(はかまぎ)
この時、光源氏は三歳だった。
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袴着とは、男子が初めて袴をつけるお祝いの儀式。古くは三歳。後世では五歳、または七歳で行い、女児にも行うようになった。
のちの七五三のお祝いの前身となる。
明石の君のちい姫(のちの明石の中宮)は、紫の上に引き取られ、袴着をとり行ってもらい、正式に光源氏の娘だと世間に披露された。
光源氏の袴着は、あまりに立派な式だったので、「弘徽殿の女御の子供(一の宮)をさしおいて、二の宮(光源氏)を春宮にするのでは」 と人々に噂されてしまいました。
- 《源氏物語 あさきゆめみし 其の一》
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