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八の宮

大君と中の君、そして浮舟の父。桐壺帝の第八皇子で、光源氏にとっては腹違いの兄にあたる。

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朱雀帝の時代、謀反人とされた光源氏が須磨へさすらう頃、右大臣と弘徽殿の大后達はその時の春宮(のちの冷泉帝)を廃し、 代わりに八の宮を春宮にと企てた。しかし、その企みは失敗し、利用された八の宮は不遇の人生を送ることになる。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の十二》

はかばかしい後見もなく、人々から忘れ去られた八の宮であったが、北の方と共に小さな幸せの中細々と暮らしていた。 やがて大君が生まれ、幸福な生活が送れると思っていた矢先、中の君の出産がもとで北の方は死去する。

最愛の妻を亡くした悲しみより、俗聖の道を進み、次々と使用人が減る中で娘達とつつましく暮らしていた八の宮。けれども火事によって、 北の方との思い出のある屋敷は焼けてしまい、都から離れた宇治の里での生活を余儀なくされる。その地で仏典を学び、 娘達と共に心静かに暮らしていた。

やがて、その話を耳にした薫が宇治まで訪れるようになり、娘達の将来を案じるようになる。命の終わりをそれとなく感じた八の宮は、 薫に娘の後見を頼み、修行をし直す為に山の阿闍梨(あじゃり)のもとに山籠りをする。

父の帰りを待ちわびていた大君と中の君であったが、山籠りから帰宅する日に八の宮は病気で倒れ、 娘達を心配しながらも回復することは出来ず、そのまま山奥深くの地で寿命を終えた。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 第2部「宇治十帖」編 其の2・3》

その後、大君も亡くなり、彼女への想いを捨てられない薫は、中の君から大君に生き写しの娘である浮舟の話を聞く。 真相を知りたい薫は弁の尼のいる宇治へと足を運ぶ

北の方を亡くしたばかりの八の宮は、北の方の姪にあたる女房の中将の君に情けをかけ、生まれた娘が浮舟だという。
しかし、出家を決め、愛していた亡き北の方を裏切ったという思いから、身分の低い中将の君や浮舟には一切会わず、 いたたまれず八の宮の元を去り、陸奥の守の後妻に入った中将の君や浮舟の消息には関心を持たなかった・・・と弁の尼は語る。

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 第2部「宇治十帖」編 其の6》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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