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寄りてこそ それかとも見め・・・

よるべなみ 風の騒がす 舟人も 思はぬかたに 磯づたひせず

夕顔の君がよこした扇に書かれた歌に、光源氏が返歌したもの。

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寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる 花の夕顔

寄りてこそ それかとも見め たそかれに
  ほのぼの見つる 花の夕顔

近くに寄って見なければ、誰かとはわかりませんよ。黄昏時にぼんやりと見たのだから。美しい花の夕顔を、という意味。

実は光源氏はこの歌をわざと筆跡を変えて、自分だと分からないようにしている。しかもこの後、 徒歩で身なりを変えて夕顔の君に会いに出かけているし・・・。

まるでこの歌は「私は光源氏ではありませんよ。私の正体を知りたいのなら、お会いしましょう。」というように、 恋のゲームを始めようと誘っている感じ。でも、当時はそれが貴族にとって、趣深い恋の趣向だったのでしょうね。

心あてに それかとぞ見る 白露の 光添へたる 夕顔の花

夕顔の君が詠んだ歌

心あてに それかとぞ見る 白露の
  光添へたる 夕顔の花

  • 《源氏物語 あさきゆめみし 其の三》

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最終更新日⇒2011年08月25日
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